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虐待サバイバーななのにっき2

ななができること

夜中ねむれずにふあんななかすごしてたら、急にフラッシュバックみたいになって、こわくてこわくてたまらなくて、、、

 

 

人間がこわい

 

人間がしんじれない

 

と、ただそのひとことだった

 

 

 

過去のいろいろな事件やトラブルの被害者になったできごと、それまでの経緯やぞっとした瞬間などがえんえんループされる。

 

 

そういえば数日前、なんねんぶりかに寝付いてすぐ猛烈な悪夢にうなされて、夜中めざめたら汗ぐっしょりで、きもちわるくて着替えてから、しばらくしてやっと寝たな。。

 

 

昨日はこわくて一睡もしてなくて、でもまさくんには寝汗のことを話しちゃったから、しんぱいかけたくないし、言えてない。

 

それなのにねむくなってまぶたが重くなると、寝ちゃいけないみたいなきもちになって、ふっ、、と意識を手放す瞬間がおそろしくてたまらなくて、、さすがに今夜もねないわけはないとおもうけど、、人間だしたぶんすぐねてるとはおもうけど…

 

 

ほんとうにこわい

 

S先生たすけて!

 

 

 

 

 

ほんとうはいますぐ、まさくんのお部屋をたずねて、こわいから今日はここでねさせて、といってなきつきたい。

 

 

くわしい理由も聞かないでここにいさせてって。。

 

 

 

 

 

ここ数ヶ月くらい、やけに物音に過敏になってしまったのもつらい。毎日23時すぎにテーブルを引きずるようなわりと大きい音が下の階からするから時間がわかっちゃうのもいやだし、上の階の人はふだんはそんなに気にならないけど、数週間周期で夜中に部屋でも掃除してるのか、くらい物音がすごくて。

 

きにならないときのほうが長かったから、もちろんななの感じ方の問題なんだけど。。

 

 

最近は部屋の仕切りの扉が、部屋の空気循環の関係でよくかたかたと音がするのか気になって気になってしかたなくて…どうにかして家のどこかの窓をあけていても音が鳴らないようにあれこれやって、、

 

 

ほんと、つかれるな。。。

 

 

 

 

でも、たくさんのいいこと、うれしいこともあった。

 

 

 

 

けっきょく、切り分けができるようになったのは、おおきい。

 

 

昔とは、ぜんぜんちがうこと。

 

 

S先生、まさくんにはほんとうにかんしゃしてる。。

 

 

 

 

親のことひとつにしたってそう、殴るとか暴言とかはあきらかに許せないし許す気もないけど、それで父親に対して恨みもなにもなくて、育ててくれたこと、仕事をいつもしてくれてたことには素直に感謝してるし尊敬してる。

 

そしてあのとてつもなく恐ろしかった父親でさえ、どちらかといえばとても情が深く、がむしゃらにがんばっていたことが、いまではよくわかるきがする。。

 

 

母親のことはよくわからない。

 

関心があるのかないのか。

 

むしろ掃除や洗濯などはかなり几帳面、気が弱くいつもおじおじと父親の影に怯えて、、けど料理はおいしくて、お弁当にはいってる玉子焼きがしょっしゅう友達にきれいすぎる!ってほめられるくらい、なにもかも主婦としてできてた。

 

でも父親は母親にいつもできてないことを挙げていた。そして不機嫌になって暴力した。

 

きりわける、と簡単にいっても、なかなかできるほど、人生は単純じゃない。

 

 

けど、ななの中にはまだ、ちゃんと…

 

 

神さまがいると、しんじていられるじぶんもいて

 

 

その神さまは、いつものようにななにささやくの

 

「素直でいればいいよ」

 

 

 

 

 

胸に手を当てて、それがこたえだ、みたいな、ありきたりなことでも

 

ななにははっきりと分かることがある

 

 

 

ななはたぶん、いま、人生の中でものすごく、自分に素直になれてる

 

 

 

だからおおくのことを気づき、ときにそれがつらくなることもある、って

 

 

 

 

 

きっとフラッシュバックものりこえてゆけるよ

 

 

 

まさくんがいてくれる

 

 

 なながこんなにも、すぐむこうのまさくんのお部屋にいけないのか…

 

 

 

それは、そんなことをしなくても、まさくんはななのことをいつも想ってくれているって、充分すぎるほど、わかってるから、かんじてるから…

 

 

 

 

ありがとうね

 

だいすきだよ

 

 

 

 

 

 

ねここたんもずっといてくれてるよ

 

 

ありがとうね

 

 

 

 

このまえ週末に成田空港へあそびにいった

 

 

まさくんがひさびさに一眼で写真をとってくれたから、ななはろりーたで、はしびろたんをつれて、にこにこポーズをとってあそんだ。

 

まさくんは、かわいい!お、いまのいいのとれた!と得意げに画像をみせてくれて、ななははしゃぎつかれて帰りの電車はぼんやり、、だったけど、短い時間でもすごくたのしくて、写真ってやっぱりいいな、っておもった

 

 

まさくんが写真を取るためにななをおいかけてくれるのがたまらなくうれしい

 

 

 

 

 

ほんとうにしあわせだって、おもった

 

 

いきてればいいこともあるよ、なんて

 

ありきたりなことでも

 

 

ななにもわかることくらいはある

 

 

 

 

 

きっとおなじくらいかなしくてつらくて残酷なことも、この先起こるのかもしれない

 

 

 

でも、ななはむかしみたいに、ひとりじゃないよ

 

 

ほんとうにまさくんだいすきだよ

 

 

 

 

 

このしあわせ、S先生やまさくん、そういった支えてくれる存在があるのことを、あたりまえだとおもってないからこそ、ほんとうにありがたいっておもう。。

 

 

今夜はしっかりねむりたいな

 

げんきになって、またまさくんにたくさん、ななのできることしてあげたいな