「ぼく、ほったん！よろしく！」
あれから、午後はまさくんがサイクリングにでかけました。
お義父さんにお借りしている、ビーディーワンってゆう。とても高い自転車らしくて、倉庫に眠ってるのをまさくんしってたらしくて！折りたたみ自転車で、10万20万の自転車だそうで、ななはそんなのあるの？ひょえーとびっくりしてました。別の折りたたみじゃないロードバイク？っていうの？そういうのをお父さんはつかってるから、ビーディーワンならきっと貸してくれる！とまさくんがいいはじめて、いろいろあったけど借りられたので、休日のどちらかはそれで30キロは軽くでかけるのが最近のまさくんの趣味です。
午後、自転車ででるね、といわれたとたん、すん、、、とした顔になって（た、とおもう）、、まさくんは、え、話し、したい？というので、ななは、うぅん、なんでもない…とあきらかになんでもなくない声（だったと思う）でこたえました。すると横にきてくれたので、ななはこれ以上めいわくかけれないいぃってなって、だまって部屋にこもりました。すると、まさくんはしばらくしてお部屋をたずねてきました。夕方いっしょにショッピングモールでかけよ？4時にはかえるから。といってくれたので、ななは内心、やたーデートだデートだ♡ってなりながら、「うん。」とだけクールに（できたと思う）、返事をしました。
そんなわけでひまになったななは、お義母さんかららぃんがきてるのを返したりしました。するとすぐお返事があったし、内容がめずらしくお父さんでかけたー！ごろごろできる、みたいな感じだったので、よかったら通話しませんか？となり、お母さんよろこんでくださってさっそくかかってきました。
で、いろいろ実は、昨日帰った義実家であったできごと、そしてとくにお義兄さん夫婦の新居にいったときの雰囲気などのことで、裏話があり、ななは、お義父さん、ええぇ！となり、、お兄さんは、失礼極まりないかもしれないですけど；…まさくんみたいに「うまく」ないってところがありますからね、わたしからして、なんとなくですが。。ともらしてしまいました。先述のビーディーワンについて、まさくんは貸してもらったときに、お義父さんのロードバイクにものせてもらい、サドルがとても痛いとおもったそうで、「父親はなんかお礼しないと怒るからさ。」と、替えのサドルを貸してもらうお礼のお金とは別に送ったのですが、その話がでてきて、お母さんが、そうなのよ、Y（お義兄さん）はうまくなーい！ほんと、下手なの、ななちゃんよくわかってるーぅ！とななをおだてて、まさやはねぇ、そそ、あのサドル！あれよかったよぉ、お父さんさっそくあれに替えて乗っててもうあれじゃないとだめみたいで！と。その裏話については詳しくは割愛ですが（あまりにしょうもない上に個人情報もあるので）、お義兄さんには同情する一方で、以前からお母さん側からのお父さんのお話しもきいているので、ほんとうに情に厚い方で、そのかけた労力や時間などにひと言でも厚いお礼さえ言ってもらえればほんとうに嬉しいという、とてもとても単純な、それだけの方で、ただそれだけ時間や労力をかけたことを一切言わず、察しろ、というところに問題のある、ひと言でもいえばコミュ力がないだけ、って方です。なので、40年お母さんがお父さんにいってきたのは、愛情や労力、時間をかけても、表にださないでいいもしないんじゃ、人には伝わらないのよ、というもので、それもまーーーったく直らなくてほーんと、まいっちゃう！とお母さん。お義兄さんには義姉ちゃんも甥っ子くんもいるし、守る対象ができたことで干渉されるのをいやがるのもわかるし、かといって新居購入で援助もあるために複雑で、とても最近は心労が耐えなくて、お母さんも心配してるって。
そんな話をしつつ、夕方のデートは最終的にカフェでお話しとなり、ななはまさくんにはもちろん話していいといわれたので、その裏話をしました。そして、お義兄さんについて、いままで甘えられなかったんだよぉ！だから、義姉ちゃんがあまえさせてくれるから、もうほんとお兄さんにとって義姉ちゃんは女神！天使！ってかんじ。というと、まさくんは目を丸くして、はぁ？Yが、甘えてる？義姉ちゃんに？？？はぁ？？？と信じようとしません。なのでななは、結婚式のエピソードを持ち出しました。お義母さんが、お義兄さんの結婚式のひとことでいってたの、一番なな感動だったよ？というと、なんだっけ？とまさくん。え、まじで？と思わずがっかりして、「Yは長男で、なかなかあまえさせてあげられなくてごめんなさい。これからはめいいっぱい嫁ちゃんに甘えてね、母より。」って。それに、甥っ子くんの様子みた？義姉ちゃんがお義兄さんに優しいのすーぐわかっちゃった！と得意げにいいました。「え、Yが甘えるのとなんの関係があんの？」とまさくん。甥っ子くんが愛情深く育てられてるの、よくわかったの、なな。ベビーチェアから義姉ちゃんの抱っこにかわったときの満面の笑み、それにまだ甥っ子くん十一か月！「どゆこと？」まさくん…。なにもわかってないのかふりなのか。。もー、義姉ちゃんだって、母親になって11か月なんだよ？なのにあそこまで甥っ子くんのことを構ってあげる様子がすごいママ感、すごい母性じゃない？相当だよあれは。お義兄さんがあれに甘えてないなんてななにはおもえないなぁ！
するとまさくんがこんどは、なるほど、おれYが親にあまえてるのみたことないから想像もできなくなってるんだ！と気づいたようで、長男長女はよくあるっていうけど典型すぎるよねぇ。義姉ちゃんが女神でよかったよ。しかもかわいいし年上だし！「でもYよりは身長低いし！」いやまさくんそれ余計すぎ。。（お義兄さんは身長が170ないのでちょっとまさくんをひがんでるらしい）
アダルトチルドレンの用語として、それぞれのアダチル（なんかへんな略し方だな）には役割別に呼び方があり、長男長女に多いのがしっかり者で反発できないいい子、みたいなかんじ。具体的なのはわすれちゃったけど。次男次女以降に多いのはナイチンゲール（親をまるで逆の立場のようにケアするようになるタイプ）やピエロ（文字通り道化を演じて自分は空っぽ）タイプなどがあります。ななは実家では典型的なピエロになってしまいます。でも姉にはしっかり者になってしまいます。事実姉もななのことをしっかりしてるからななちゃんに頼ってしまったよー、とよくいいます。妹はがっつり思春期で反抗期になったわりと健康的なタイプ。アダチルかどうかもよくわかりません。まぁおなじ環境下でそだってるのでアダチルだとはおもいますが。ちなみにまさくんもピエロタイプです。お義兄さん苦労おおいな。。
そのあと、少し贅沢をしようと、和食のすこし高級志向っぽいところでごはん。ほたて汁があまりにおいしかったので、殻をひとつ持って帰りました。それに、ひさびさにデートできて、いろいろお話しできて、とーーーってもたのしくて、、そんなある日の記念になるかなとおもったの。
ぉしろに帰ると、ななはさっそく、貝がらを洗いました。そして、ぱくぱく、ぱくぱく、とさせながら、今日からよろしく！といいました。「なまえどうしよ！」「おいまて！きみがここにいていいかどうかは…」「きゃーまって、お、おにいたまの匂い監査がはいっちゃった、、でもななたん、ちゃんとあらったよ！はわはわ、、」ずいっ！とさしだすまさくん。「………」だまってシンクへ。「歯ブラシで洗うとかどう？歯磨き粉は研磨剤はいってるからいいかもよ。」「が、がんばるなの！」そして慎重にみがき、ふたたびまさくん監査へ差し出すと。。「うん、よし！」「どれ？わーい、やったぁ！」
そして、名前を決める権利があたえられることに。いろいろかんがえたけど、ほたてがいだし、ほったん！というと、まさくんが一瞬、え、という顔をしてから、いいとおもうよ(^^)とおにいたまスマイル。「でもなぁ、せっかくの記念だしなにかもっと意味をこめたいようなきも、、」となり、光と波のなんとか、といいだすまさくん。長いよ！と突っ込むと、ファイナルファンタジーのテーマ曲らしいんだけどさ！最近知って、おおけっこういい曲だなと。といって画面をみせてもらいました。光と波の記憶…おお、まさしく貝にふさわしすぎる！！！！！そしてまたいろいろ案をだしますが、、ななはやっぱ、ほったんから離れられない、だってかわいくない？！なので、こういいました。
「光を感じながらただよったあの海…ときに波にのり、ときどきたこにおそわれて必死でぱくぱくと波に逆らって逃げた、あの海…そんな記憶を、ほーるどしてる！！！はい、きまり、やっぱりほったん。」と無理やりなかんじで説得（？）に成功！
よろしく、ぼく、ほったん！
こうしてぉしろのなかまになったのでした。
これからは、「ことの“ほったん！！！”はね…」ってネタでいっぱい登場できそう。というと、まさくんがとっても笑って、ありそう！大活躍！といってくれました。
なんかこのブログをかいてきていちばんたのしいにっきになりました。
たのしすぎたです。
やっぱりまさくんといっしょにいたいよ。
こんなにやさしくて、いとしい、まさくんをおいてくなんてできない！かなしませたくなんてないよ。。
うわーんまたないてしまった今日はなかないはずが。。
しんみりしちゃうのでここまで！
